いつものように通学路を歩いていると、少し離れた先に幼なじみの嶺(レイ)くんが目に入った。
嶺くんは、塀に寄りかかって片手でスマホを操作している。
「え、嶺くん!?なんでここに!」
毎朝早く家を出る嶺くんは、いつもならこの道通りをとっくに通り過ぎているはずなのに。
「結蘭(ユラ)がいなくて寂しかったからだけど……悪い?」
さ、寂しかったの……!?
嶺くんとこうして話すのは、確かにかなり久しぶりではあるけれど。
やけに珍しく素直な嶺くんに驚いて、私はぽかんとなる。
すると、今度はギュッと手をにぎられた。
「えっ!?あ、あのっ……手、手が……っ」
「……うるさい。学校着くまでだまって俺のカイロになってて」
そうぶっきらぼうに言う嶺くんの手は、ひんやりと雪みたいに冷たくて。
嶺くんの横顔をちらり見ると、鼻がほんの少し赤く染まっていた。
こんなふうになるまで待っていてくれたんだ。
そう思うと、彼のことがますます愛おしくてたまらなくなりました──…♡
written by :*✿ひめりぃ✿*:
Sponsored Link
はじめまして。閲覧ありがとうございます!! 少女漫画雑誌に投稿歴があり、受賞歴もあります。 キュンキュンするような漫画を沢山描きたいと思っています! よろしくお願いします!
はじめてから1年目になりました!どうぞよろしくお願い致します…✿*:ふだんは創作活動をしています…✿*:あと、えっぴぃℒℴѵℯです♡* 〖 マンガ化 〗 ✽イジワルなキミの甘いなぐさめ方 ✽不良男子と恋の花が咲きました ✽どうかこのまま夜を明けさせないで ✽雨が少し好きに思えた、この日の放課後 ✽先生がひとりじめ?みんなには秘密のクリスマス♡ ✽やっぱり、キミは甘くてずるい ✽センパイがチョコを受け取らない理由 ✽だまって、俺のカイロになってて ✽私と先生だけのスイートホワイトデー ✽甘ずっぱくて、キュンなふたりの両片想い ✽ふたりのとっておきの甘い仲直りで ✽ちょっぴりイジワルな甘えん坊カレシ ✽お菓子がないなら、キミをもらう ✽最悪なハロウィンになるはずが…!? ✽心臓にわるすぎる、キミの告白 〖動画 〗 ✽イジワルなキミの甘いなぐさめ方 ✽先生がひとりじめ?みんなには秘密のクリスマス♡ ✽センパイがチョコを受け取らない理由 ✽雨が少し好きに思えた、この日の放課後 ✽やっぱり、キミは甘くてずるい ✽私と先生だけのスイートホワイトデー ✽どうかこのまま夜を明けさせないで ✽ふたりのとっておきの甘い仲直りで ✽どうかこのまま夜を明けさせないで ✽甘ずっぱくて、キュンなふたりの両片想い 〖インスタ〗 ✽どうかこのまま夜を明けさせないで ✽先生がひとりじめ?みんなには秘密のクリスマス♡ ✽イジワルなキミの甘いなぐさめ方 ✽センパイがチョコを受け取らない理由 ✽だまって、俺のカイロになってて ✽やっぱり、キミは甘くてずるい ✽雨が少し好きに思えた、この日の放課後 ✽私と先生だけのスイートホワイトデー ✽甘ずっぱくて、キュンなふたりの両片想い ✽心臓にわるすぎる、キミの告白 とても素敵に仕上げて頂き、ありがとうございます!( ❁ᵕᴗᵕ )