小学生時代からの恋心…素敵な恋をありがとう

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元になったエピソード

私が小学校五年生に上がったころ…

クラス替えして、出席番号が一つ前の男の子。これが、運命の出会いでした。

彼は勉強ができて運動もできて歌がうまくて楽器も弾けて優しくて、本当に完璧と言った感じの人でした。

私が放課後、隣のクラスの女の子を待っている時、彼も教室に残っていて

「誰か待ってるの?」

と聞くと隣のクラスの男の子の名前をあげました。

偶然にもその男の子は同じクラスになったことがあったので、それをきっかけに仲良くなることができました。

しかも偶然にも、私の住んでいたマンションと、彼が住んでいたマンションは二件隣でした。

そこから、私と私の友達と彼と彼の友達の4人で一緒に帰るようになりました。

時には2人で帰ったり…

そんなことをしているうちにどんどん好きになっていきました。

でも、この想いは届かないだろう。と思っていました。

ある日、同じクラスの人と恋話をして好きな人を教えました、すると

「両想いじゃん!」と言われ、何がなんだかわからなくなってしまい、聞き返すと少し前に彼とも恋話をして、なんと私のことが好きだと言っていたそうなんです。

でも、彼にはこのことは秘密にしていました。
恥ずかしかったんです笑

そのまま何も変わらずに小学校を卒業し、中学校に上がりました。

中学一年生の頃は同じクラスでしたが、二年生、三年生は隣のクラスでした。

でも今までのように一緒に帰ることは忘れませんでした。

中学二年生になったころ、私はとうとう決心して彼に告白しようと決めました。

2/14、バレンタインの日でした。
私は彼に

初めて同じクラスになったあの時からずっと好きでした。付き合ってください。

といい、彼は

付き合うか笑

と笑顔を見せてくれました。
そして抱きしめてくれました。

彼もあの時から変わらずに好きでいてくれていたんです。ここまでくるのに四年もかかってしまって…本当に嬉しくてとても浮かれていました。
当時は携帯も持っていないので帰り道に話すことが毎日の日課でした。

しかし、高校は別々になってしまいました。 

私は高校生になってやっとスマホを買ってもらい毎日のようにくだらないことや今日あったことなどをLINEしました。

でも、彼も私も部活が始まると忙しくなり、すれ違うことが増えてしまいました。

ある日彼からLINEが入りました。

会って話したいことがあるんだけど

それはあって話さなければいけないことなの?

と聞くと、

うん

とだけ返ってきました
私は直感的に別れ話だと感じました。悲しいけど彼に迷惑はかけたくないという思いから、
数日後からと会いました。

彼は

友達と戻りませんか

とだけ言って別れようとは言いませんでした。

私は笑顔で、

そっか、そうだよね。うん、わかった。

というしかありませんでした。

でも彼は続けて

でもこれからは友達として仲良くして欲しい。また友達として遊ぼう。

と言ってくれました。

そうだね、また遊ぼう!

としか言えませんでした。

彼が帰ったあと、力が抜けて涙がこぼれてきました。本当に大好きで、これからも続くと思っていたのでとても悲しかったんです。でも最後まで彼の気遣いを感じたり、優しさを感じてしまい本当に涙が止まりませんでした…

初めて付き合った人がこんなに優しくて思いやりがあって、本当に素敵な恋をすることができました。今は彼と友達として仲良く過ごしています。

好きになってくれてありがとう。

素敵な恋をありがとう。


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written by YU

マンガ作者

睦月諱

女性 投稿マンガ数 1

はじめまして!少女漫画をずっと描いていた成人済です。かわいい女の子や学生を描くのが好きだし得意です。よろしくお願いいたします!

エピソード投稿者

YU

秘密 投稿エピ 1