気付くのが遅すぎた恋心【前編】

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元になったエピソード

これは私が中学2年の時の話です。

彼は同級生で私は彼のことが嫌いでした。そんな中、月に1度の席替えがあり、クジ引きで嫌いな彼は私の後ろの席になります。
彼は、私のことをよくからかいそんな彼を私はますます嫌いになっていきました。ある日はテストの点数を勝手に見て、大きな声で私のテストの点数をバラしたりしていました。
そのため、話しかけられても無視をしたり「話しかけないで」と言ったりしました。しかし、彼は授業が終わるたびに話しかけてきます。
私は諦め彼と話すようになっていきました。彼と話すのは思っていたよりも楽しく授業中も喋って2人一緒に怒られたりもしました。

そして、次の席替えで彼は私の隣の席になりました。2回続けて近くで、口では「嫌だな〜」と言ったけれど、正直嬉しかったです。そんな彼との関係は変わらずに毎日が過ぎて行きます。

しかし、ふとした瞬間に私は彼にドキドキさせられるようになります。ある日の放課後、私の部活が休みの際、彼の部活を見てたら私の名前を呼び、窓から顔を出しました。その後は、いつもみたいに話をし、私が帰ろうとした時に、彼は普段見せない笑顔で「また、明日」と言って頭を撫でてきました。

でも、当時私は彼のことが本当に好きか分からず、何も進展がないまま夏休みになり、次の席替えで彼と席が離れてしまいました。

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written by Sachi