不意打ちアイコンタクトにきゅんです

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元になったエピソード

私は高校3年生の時、クラスのスクールカーストトップのグループにいた。
コンプレックスの塊だった顔を毎朝1時間かけてメイクして少しずつ自分しかわからない程度に作り替えるのが好きだった。
背が高いため短くしなくてもスカートは膝上10センチくらいあったし、髪も地毛が茶色だったため派手な外見してたせいもあるだろう。

当時付き合っていた彼はクラスでもあまり目立たず浅く広い交友関係を持っていた。
ある日、席替えで窓際の1番後ろを引いた私。
そして1個間を挟んで彼が目の前にいた。
授業中にひっそりと彼を見つめることができて幸せを感じていたある日。

「なぁなぁ、お前って今フリーだっけ?」
「いや彼女できた」
休み時間に友達と雑談してた私の耳に聞こえてきた彼の声。
付き合ってることを秘密にしていたので彼が堂々と彼女宣言をしたことに内心ドキドキしていると。
「え、まじ?いつの間に!どんな子??」
「んー…?普段はお姉さんぶってるくせに俺の前では泣き虫の甘えん坊」
「うわぁ。ギャップ萌えってやつかぁ」
サラっと告げられたまさかの印象に顔に熱が集まってくるのがわかる。
「俺の一言一句で色んな顔すんの…見つめたらすぐ赤くなったり…ね」
チラッとこちらを見つめた彼の表情は本に隠れていてわからなかったけど。
2人きりの時にみせる少し意地悪な瞳が私を見つめていて。
「ちょ…え?どうしたー?」
友達の背中に顔を埋めながら必死に赤くなった頬を冷ますのでした。
友達には見せれない。彼の前でだけみせれる私のもう1つの顔。

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written by みゆみ

マンガ作者

的眞(マトマ)

秘密 投稿マンガ数 6

的眞(マトマ)です。 キラキラ可愛い絵を描くのが得意です。

エピソード投稿者

みゆみ

秘密 投稿エピ 14

私の短い人生の中で起きたまるで恋愛小説の様な体験を誰かと共有できたら嬉しいです。 小説サイトで活動してます。ただの社畜です。