私が勇気を出す前に…

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元になったエピソード

私の彼氏は1歳下です。

彼とは部活(合唱)の先輩後輩の関係で、部内の男子で1番歌が上手い、女子で1番歌が上手い、と言われていました。

一緒にソロパートをする機会があり、その時は何も思わなかったのですが、卒業と引退を控えた頃に何となく彼のことが気になり始めました。

微妙な気持ちのまま引退し少し時間が経ちましたが、やっと彼のことが好きだったんだと気づき、そこからはご飯に誘ってアタックしました。

彼は車を持っていて毎回送り迎えをしてくれて嬉しかったのは今でも覚えています。

それでも、私の卒業が近付いていることには変わりなく、悩みましたが後悔したくないと思いバレンタインのタイミングで告白しようと決めました。

バレンタインデーにどうやって誘おうかかなり悩みましたが、ストレートに
「バレンタインのお菓子渡したいので会えない?」
と送りました。
彼からの返事は
「いいよー」
とかなり適当な感じでしたが、バレンタインってワードを出しても断られなかった!とかなりポジティブになってました(笑)

当日は会った時にバレンタインのお菓子を渡そうと思っていました。
しかし、勇気が出ずに普通に遊んでいると夕方になってしまいました。

「そろそろ帰ろうか」
と彼に言われ、かなり焦りながらも決心してお菓子を渡しました。
ところが、肝心な告白ができません。
心臓がバクバクしていて、頭が真っ白になっていました。

言わなきゃ……と思いながら車の中が微妙な空気になってしまいました。
車の中では音楽が流れていたのですが、
「この曲が終わったら告白しよう……」
と何度も考えていました。

そうするうちに、なんと3時間ほど経っていたようで、外も真っ暗になっていました。

「もう無理なのかなー」
なんて考えていたその時、彼の手が私の頬を触っていました。

「ほっぺたやわこいね」
そんな優しい言葉と共にキスされ、ドキドキしながらも何故かテンパって

「好きです!!!」

と告白してしまいました。


彼とは両思いだったようで、嬉し恥ずかしでした(笑)

今ではあの日のことを隣で笑いながら話してくれます。

不器用で見た目は少し強面だけど、誰よりも優しくて気の利く最高の彼氏です。

いつもなら半年も付き合えば少し冷めてしまう私でしたが、
今の彼にはそんな感情は一切なく、毎日好きが増しています。

不器用ながらも
「絶対プロポーズするから待ってて」
と言われたので、待ってみることにします。

部活だけの関係から恋人になれたので、部活にはとても感謝しています。

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written by そふと

マンガ作者

百餅こもち

女性 投稿マンガ数 31

Thanks for looking at my picture.✨️ 初めまして!百餅こもちと申します‧̊·*✩⋆*(元kntです) 男の子と女の子、男の子と男の子、女の子と女の子、いろんな恋愛を絵というツールで応援していきたい、そんな想いでいつも描いています♡ ◎使用ソフト:CLIPSTUDIO

エピソード投稿者

そふと

秘密 投稿エピ 1