振られると覚悟したはずが…

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元になったエピソード

私が大学1年生の時。大学4年生の彼氏ができました。
彼は遠方に就職が決まっていたので私の片思いで終わらせようと思っていましたが、彼から告白をしてくれたのが嬉しくて付き合うことにしました。

けれど、あと3か月で遠距離恋愛。
社会人と学生。

彼が私のこと好きでいてくれているなんて思えなくて、3か月後には振る予定の、遊ぶためだけの期間限定彼女なのかなと思っていました。
それでも私は会えば会うほど彼のことを好きになり、遠距離まで残り50日を切った頃から毎晩のように""もうおわっちゃうのかな?""と考え泣いていました。

彼が遠くへ行く6日前。私たちは付き合うきっかけとなった夜景の綺麗な場所に行くことになりました。
""きっと振られるんだ、最後まで泣かずに笑顔でいよう""と決意を胸に。

到着して夜景を見てから車の中に戻ると、彼は緊張した顔でカバンをあさり始めました。
終わったな…と落ち込んでいたところ、彼は1つの紙袋を私に差し出し「あげる」と言いました。
開けると、綺麗な指輪が。

「これから辛い思いいっぱいさせると思うし、寂しくなることもいっぱいさせちゃうけど俺とこれからも付き合ってくれる?」と聞かれました。
彼はこの3か月、私と同じ苦しみを隠しながらもそれでも一緒にいたいと思ってくれていたんです。

もうすぐ付き合って1年。
彼からもらった指輪は、今では付けていないと不自然に思うくらい。もう私の一部です。

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written by 恋エピ公式

マンガ作者

ふじさわのぞみ

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