当時私は大学1年生でした。
10月ごろ、新しく始めたバイトの初日、人見知りだった私は他の人と上手く話せずにいました。
するとバイト終わり、一つ上の同じ大学の先輩が「大丈夫?緊張した?」と話しかけてくれました。
第一印象はちょっとブスで馴れ馴れしい?みたいな、あまりいいものではありませんでした笑
でも、声をかけてくれたことでその先輩をすぐ覚え、よく目で追うようになりました。
俗に言うイケメンではありませんでしたが、仕事も上手で頼り甲斐のある先輩は周りからの評価も高く、人見知りだった私もすぐに打ち解けることができるほど気さくな方でした。
ある時、その先輩が一度夢に出てきたのです。(詳しい内容は覚えていないのですが)私はそこで、先輩に恋をしていることに気が付きました。
それからというもの、学年的に先輩が先に卒業してしまうことは分かっていたので、後悔したくない!と、私は頑張って人生初自分からアピールすることにしました。
初めてご飯に誘った日も、OKの返事が来た時は膝から崩れ落ちたり
先輩の家で二人でタコパした時も、二人で朝まで話し込んだり
私の家に来た時も、2人で怖い動画を見てついついくっついてしまったり笑
付き合っていなくても、幸せだ〜!思う日々が続きました。
しかし、5月頃のある日、先輩が同じバイト先の〇〇が好きという話を耳にしてしまいました。
ショックを受けた私は講義中、LINEで先輩に「〇〇のこと好きって聞いたんですけど」と送ることに。
すると、先輩からは「そうだよ」と。
あまりの悲しさに家に帰って号泣。
しかし、これだけ好きになれた相手は私も初めてで、気持ちを伝えないまま終わるのは嫌だと思いました。
振られたほうがすっきりすると思い、人生で初めて告白することにしました。
すでに吹っ切れていた私は、電話で
「言っとくけど私先輩のことめちゃくちゃ好きですから!!逆になんで皆好きにならないの?て思うくらい!!」と。笑笑
先輩は戸惑いながらも、「これ、応えたほうがいいよね?」と言いましたが、振られることが分かっていた私はどちらでもいいと言いました。
すると、
「前は〇〇が好きだったけど、〈私〉と遊んだりLINEしたりしてるうちにすごく楽しくて、居心地が良く感じてた。俺も〈私〉のことが好きです。」
と予想外の答えが。
(〇〇が好きだというのは前はそうだった、という話だったらしく)
「もしよければ、俺と付き合ってください。」と緊張しながらも丁寧に言ってくれ、OKする頃にはボロボロと涙が溢れ出ていました。
今年の五月に一年記念日を迎えた私達は今では三年生と四年生に。
先輩は今年一足先に卒業してしまいますが、お互いが卒業したら猫と犬どっちを飼うかで仲良く言い争っています。
ここに書き記せないほど、先輩にはたくさんの幸せをもらいました。
もし私が違うバイトを選んでいたら?
もしあの時先輩が声をかけてくれてなかったら?
本当に、この人に出会えてよかったと今でも思っています。
written by スナネコ
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