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離れて気づいた想い…

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元になったエピソード

中学2年から同じクラスになったセイヤという男の子と席が近かったこともありすぐに仲良くなりました。勉強ができない彼のために私の家で勉強会をしても何も起こらない、私を女扱いしていないことは明白な関係。他の男の子に私が告白された時には「物好きがいるもんだな」と言われ「なんだとー!」と言い返したこともありました。3年になっても再び同じクラス、隣の席になり、修学旅行も同じ班、腐れ縁だなという程度にしか思っていませんでした。
高校が離れて電車の中でしか見かけない関係になった時、寂しい、話したいと感じるようになりました。彼女できたのかななんて想像したときに、もしできたなら嫌だなと苦しくなり、好きだったんだと自覚しました。
ある日、彼から連絡がきて、好きな人がいるという話をされました。特徴や馴れ初めを聞くと、自分に似ている気がしないでもなくて、内心とてもドキドキしながら「誰だろう」「今どこの高校?」などの質問を繰り返し送っていました。「もっと特徴言わないと当てられない?」と来た時、思い切って核心をつこうとしたのですが、今まで女扱いされなかった気恥ずかしさから、「ありえないと思うけどまさか私じゃないよね?笑」と小馬鹿にするように返してしまいました。するとしばらくしてから「まさか、そんなわけないじゃん笑」と返ってきました。その後は本題だったはずの恋の相手の話はなぜかそらされ、収束してしまいました。
大学生になった今でも、彼とは友人のままです。あの時、素直に自分であってほしいと伝えたら、友達の関係を超えられたのかなと今でも思います。

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written by ちょこ