勇気を出した第二ボタン

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元になったエピソード

 私が中学2年の時のことです。当時入っていた委員会に少し気になる先輩がいました。メガネをかけていて少し頼りなさげな印象の先輩でした。先輩とは委員会以外接点がなかったので話す機会がなかったので一方的に気になっているだけでした。
 目で追ったり、部活で頑張っている姿を見ているうちに気づけば先輩は、気になる人から好きな人になっていました。
 しかし、気がついたときにはもう先輩の卒業間近でした。どうしても先輩との思い出をなくしたくなくて、私は同じ部活の先輩に頼んで、一緒に卒業式の日に先輩にボタンをもらいに行って貰いました。初めて向かい合わせで話した先輩は顔を真っ赤にしながらボタンをくれました。
 告白をする勇気はなかったし、今でも先輩のことを思い出すと胸が痛むけど、ずっと大切な思い出です。あの日勇気を出してよかったです。

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written by Sara