妬み嫉みも、彼がいれば怖くありません

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元になったエピソード

私は中学1年生の夏休みに、幼稚園から仲が良く、初恋の相手だった幼馴染みと付き合い始めました。彼はサッカー部で面白くて優しくて人気者で、欠点が見つからないほどかっこよくて当時は本当に私には勿体なすぎるなぁと不安になるほどでした。

さらにその不安を煽るように、彼のことが好きだった複数の女子に「釣り合ってない」や「調子に乗るな」など悪口を言われ、精神的に辛くて家に帰ると毎日泣いていました。でも彼に心配をかけたくなくてその事は言わずに、明るく振る舞っていました。

ある日の放課後、1人で最後まで教室に残っていると、先に部活に行ったはずの彼が何故か教室に戻ってきて、私が「どうしたの?忘れ物?」と聞くと、彼が「お前、最近元気ないけどなんかあったんだろ?」と聞いてきました。
私は我慢できなくなりその場で泣いてしまいました。「全部話せよ、聞いてやるから」と言ってくれて、私は悪口を言われていることや自分に自信がなくて不安になることなどを全て話しました。

すると彼は「あーなんで俺早く気づかなかったんだろう、自分に腹が立つわ。ごめんな」といい、「これからは俺が守ってやるからさ、またなんかあったら絶対に相談しろよ、てかお前可愛いんだから俺の方こそ不安になる」と照れながら言ってくれました。この人を好きになってほんとに良かったと思わせてくれる瞬間でした。彼とは別れてしまい、高校も離れてますが、今でも一緒にゲームをしたり、相談に乗ってくれたりする最高の幼馴染みです。

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written by りこ