貴方の髪の様にキラキラした、青春の学園祭

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元になったエピソード

専門学校の1つ上の学年の先輩と交際することになり間もない頃、学園祭がありました。

2人の交際を知っている人は数人、さらに先輩はとても不器用で照れ屋。
学校内ではすれ違っても挨拶をする程度。周りに人がいる時に話すことはありませんでした。
学園祭の役員になっていた先輩は学園祭当日も忙しそうに動き回っていました。
その日はとても寒かったです。

私が自分の出店の店番をしていたところ向こうの方から先輩がこちらに歩いて来ているのを発見。
みんなの前では話せないため、気づかないフリをして一緒に店番をしている友達と話していました。
すると人前では話しかけてこないはずの先輩が私の前へ。

紙コップに入ったホットコーヒーを「ん。」と差し出してきました。
私もどんな反応をすればいいのか分からず「…ありがとう。」と照れてしまいました。
隣にいた友達は私たちの交際を知っていたので友達が先輩に「私の分はー?」と言うと「大事な人にしかあげません!」と笑顔で言っているのを見て、笑って照れ隠しすることしかできませんでした。

文化祭終了後「一緒に回れなくてごめん。照れくさくて。」とラインが来ました。
一緒に回ることができないのを悪く思っての行動だったのだと分かってまた嬉しくなりました。

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written by 恋エピ公式

マンガ作者

サッサん

女性 投稿マンガ数 25

学生の頃から出版社へ投稿していました。受賞はするものの、中々デビューできず、腐りかけてしまった子持ちアラサーです。10年投稿してきた漫画を無駄にしないためにも、評価されず芽が出なかった事実も見返すつもりで頑張りたいです。

エピソード投稿者

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