憧れの先輩と弟くん~前編~

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元になったエピソード

高校入学して間もない頃
学校で見かける高校3年生の先輩に一目惚れしました。
その頃は名前も知らなかったですが。

入学当時、私のクラスに3年生の女子や2年生の女子が、
よく教室を覗きにきていました。

「・・・先輩の弟ってどれだろー?」というような声が聞こえていました。

私は何の事かわかりませんでした。

その後、吹奏楽部の部活の先輩に窓から憧れの先輩を見ながら
私「あの人ってなんていう人なんですか?」

先輩「橘先輩の事?サッカー部で背番号10番でエースストライカーだよ。
イケメンでファンの子がいっぱいいるよ。学校で1番の有名人だよ。私もファンだったり(はぁと)」

私「橘・・・!」
私(あ!クラスで隣に席の人・・・橘君だ!もしかして・・・・)

先輩「あんたのクラスに弟いるんじゃなかった?」
私「やっぱり・・・!席が隣なんですが、1度も話したことなくて・・・似てないから気づかなかったです。」

先輩「マジで!?!?隣なの?・・・似てないの?」
私「全然似てないです。先輩みたいに爽やかでスポーツできてイケメンじゃなくて、
なんか、暗いというか大人しくて、何考えてるかわからないような・・・」

翌日から私は隣の橘君を意識してしまうようになり、いろいろ考えてしまうようになりました。
(全然先輩と違うな・・・・先輩と同じようにサッカーしないのかな?)


部活の先輩に
「橘先輩って彼女いるんですか?」と聞いたら
「噂だと橘先輩は部活引退するまで、彼女作らないんだって!今時硬派だよねー。
部活引退したら学校中の女子が大騒ぎするんじゃない?笑」
ますます先輩がかっこいいと思いました。


中間テストが終わり、
英語のテストが返ってきたときに、弟君のテストの点をこっそり覗いてみました!
そしたら・・・100点だったのでメッチャクチャびっくりして
(え・・・弟君は頭いいのか・・何考えているかわからない感じだったけど・・・)
「他のテストも見せて!」とお願いしたところ
「じゃあ代わりに見せてね」と言われてお互いにテスト結果を見せることに・・・

結果は惨敗でした。
私は平均点より少し上くらいで、弟君は全部90点以上で、英語が100点・・・
(何考えているかわかんないし、頭よくないと思っていたのに!!くやしい!!)

それ以来、勉強でわからないことがあったら教えてもらうようになりました。
テスト勉強も手伝ってもらったりしました。
弟君といろいろ話するようになり仲良くなりました。


先輩のサッカーの最後の大会が始まり、
弟君は応援行かないの?って聞いたら「行かない」と即答。
「一緒に行かない?」って聞いたら
しばらく黙って「・・・1日だけならいいよ。」ということで
大会の最初の試合に一緒に行くことになりました。

試合には応援にきていた先輩のファンもいました。
弟君と私は違うところで見ていました。

1試合目は先輩が3点取ってハットトリック!
ファンの女子たちも私もキャーキャー興奮状態でした。

試合が終わり無事に勝ちました。
試合後、先輩がスタンドの私たちのほうへ来て、拳をグーにしたまま私たちに突き出しました!
カッコよくて胸がドキドキしました!!!

・・・そしたら弟君が。

先輩と同じように拳をグーにして先輩に向かって突き出しました!
(あ、わたしじゃなかったのね・・・・)
すごく恥ずかしい気持ちになりました。

そのあと先輩は手を振って笑顔を見せてベンチに戻っていきました。


先輩のチームはその後も勝ち進みましたが結局負けてしまい
先輩は引退することになりました。

それ以来、学校中の女子がソワソワしているような気がしました。
先輩の噂があちこちで聞こえてきました。
当然そんな空気の中告白なんてできる訳ありませんでした。

夏休みが終わり2学期が始まった頃、
先輩が1人の女子と手をつないでいるのを見ました。

弟君に「先輩に彼女できたんだね!どんな彼女さん?」と聞いてみました。
弟君「あー。藤沢さん?家が近所の先輩だよ。
中学校のときから兄貴のこと好きらしいだったけど、サッカーに集中したいから断ってたんだって。
引退したからようやく付き合えるようになったんじゃないかな。
夏休みの間もウチ来て受験勉強してたよ。」

藤沢先輩もかわいくて学校内で有名な女子でした。
中学校のときからずっと・・・私が入る場所なんてなかったんだ・・・。
それにしてもお似合いなカップルだな・・・届く訳ないな・・・・
と諦めることにしました。


そして、先輩の卒業式が近づいていることと先輩が大学に合格したことを聞き、
最後にちゃんとバレンタインだけでも渡そうと思い、チョコレートを作り
弟君に渡してもらうようにお願いしました。

そしたら、弟君が急にキレて
「チョコは渡したくない!俺と兄貴は元々仲良くないんだからな!」
とチョコを受け取ってもらえませんでした。

その直後に弟君に
「兄貴じゃなくて、俺じゃダメなのか?ずっと好きだったんだからな!」とキレ気味に言われて
クラスに人がいっぱいいるのに突然のキレ気味の告白をされました。

頭の中がパニックになりました。

その時はすぐに返事ができず「考えさせてほしい」とだけ伝え
その場から離れました。



続編に続きます。

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written by mimi

マンガ作者

ケイト

秘密 投稿マンガ数 10

女性向けのきれい系男女を描くのが得意。 漫画、イラスト、水墨画、似顔絵を描きます。

エピソード投稿者

mimi

秘密 投稿エピ 4