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寒くても幸せなんです

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元になったエピソード

冬のデートの思い出は、札幌で開催されるホワイトイルミネーションです。
幻想的にライトアップされた大通り公園は、それだけでロマンチックだし、下が滑るので、自然と手を繋いだり、腕を組んだり出来るんです。

でも、どれだけロマンチックでも勝てないものがあるんです。
それは、寒さです!
吐く息の白さは綺麗なんですが、寒いものは寒いのです。

私が彼の腕につかまりながらブルブルと震えていると、彼が自分のコートを広げて、私をくるむように抱き締めてくれました。
人目があるから恥ずかしいと言う私に、彼はただ笑うだけでした。

まるでカンガルーの親子のような状態で見るホワイトイルミネーションは、いつも以上に美しく見えました。
それから、2人でホットコーヒーを飲みながら、寒くても暖かなデートを楽しみました。

帰る頃に、ヒラヒラと舞い降りてきた雪が、更に幻想的な雰囲気を演出してくれて、その時の光景は、一生忘れる事が出来ないだろうな、と思いました。

派手なデートではありませんでしたが、とても贅沢な気持ちになりました。

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written by 恋エピ公式

マンガ作者

一軸

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炭水化物が大好物です。 フリーランスの漫画家兼イラストレーターとして活動中です。 女性向けテイストの絵柄を得意としています。

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