私は恋をしてたの。
誰にも教えないで、一人だけでこっそりとね。
でも、もうその恋に終止符を打ったんだ。
私の好きな人は隣の席のしゅん君(仮名)。あんまり女子と話しているイメージがなくて、いつも男子といる感じなの。好きになった理由は、毎度席替えをすると前後とか隣になるんだ。最初は全く興味なんてなかったし、ただの男子ってしか思ってなかったの。でも、隣の人と意見交換する時とかいざ話してみると面白くてさ。たまに、笑うんだ。いつもクールで崩れない顔が、笑うとくしゃっとなる。それが見たくて私はがんばって面白いこと言うの。それに、分からないところとかすぐ教えてくれるし、教えてって言ってくれる。自分ってさ、すんごい自意識過剰だからさ、そんとき両想いって思ってた。すごい目合うし、笑ってくれるし、話してくれる。でもね、彼女がいたんだ。しかも、私としゅん君と同じクラスの苦手な女子。しかも、しゅん君そのこの前ではデレデレらしいよ。私は略奪愛とか好きじゃないし、面倒臭いからしゅん君への想い断ったの。がんばったんだ。忘れるように顔見ないようにして、できるだけ話さないようにして。でも、あっちはすごい話してくるし、私の顔を見ようとする。辛いよ。すんごい。
また恋実らなかったな。
あーあ。
written by なすの。
Sponsored Link