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お菓子がないなら、キミをもらう。

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元になったエピソード

今日はハロウィン。


ハロウィンパーティーが、学校で盛大に行われてるんだけど。


さっきから、彼氏のあずまくんが見つからない。


あずまくんのクラスの友達に聞いたら、女子たちと写真撮ってて当分抜けられそうにないって言われちゃったし……。


予想はしていたことだけど、やっぱり悲しくなってしまう。


このまま2人っきりになる時間もないまま、終わっちゃうのかな……。


「ハァ、あずまくん……会いたいな」


屋上で一人ため息をついていた、その時。
背中にふと抱きしめられるような温もりを感じた。


「やっと見ーつけた、俺の魔女さん。探したよ。」


こ、この声は……


「あずまくん!?どうして……」
「ん?魔女さんからのお菓子をもらいに、ね」


振り向くと、吸血鬼の仮装をしたあずまくんと目が合って、今度は正面から抱き寄せられる。


「ねぇ。お菓子ちょーだい。」
「え、えっと……」


もう話す時間もないと思って、さっき教室にお菓子を置いてきちゃったんだよね……。


「もしかして、無い?」

「う、うん、ごめん……。用意はしてきたんだけど今手元に無くて、教室に行けば……」

「ん、いいよ。無いなら、魔女さんをもらえばいいから」

「えっ?」


甘やかな声と共に、唇には甘いキスを落とされる。


「ん……っ」


お菓子よりも甘いキスにとけちゃいそうになっていると、あずまくんが小悪魔っぽく笑みを浮かべて、


「ついでにここにも噛みついちゃおうかな。」


首筋辺りを指ですーっとなぞる。


「キャッ……」
「フッ。ずいぶんと可愛い声を出すね?魔女さん。」


どうやら恋の魔法は、魔女の私でもとけそうにないようです──…。

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written by :*✿ひめりぃ✿*:

マンガ作者

白桃めぐむ

女性 投稿マンガ数 5

漫画家見習い

エピソード投稿者

:*✿ひめりぃ✿*:

女性 投稿エピ 41

はじめてから1年目になりました!どうぞよろしくお願い致します…✿*:ふだんは創作活動をしています…✿*:あと、えっぴぃℒℴѵℯです♡* 〖 マンガ化 〗 ✽イジワルなキミの甘いなぐさめ方 ✽不良男子と恋の花が咲きました ✽どうかこのまま夜を明けさせないで ✽雨が少し好きに思えた、この日の放課後 ✽先生がひとりじめ?みんなには秘密のクリスマス♡ ✽やっぱり、キミは甘くてずるい ✽センパイがチョコを受け取らない理由 ✽だまって、俺のカイロになってて ✽私と先生だけのスイートホワイトデー ✽甘ずっぱくて、キュンなふたりの両片想い ✽ふたりのとっておきの甘い仲直りで ✽ちょっぴりイジワルな甘えん坊カレシ ✽お菓子がないなら、キミをもらう ✽最悪なハロウィンになるはずが…!? ✽心臓にわるすぎる、キミの告白 〖動画 〗 ✽イジワルなキミの甘いなぐさめ方 ✽先生がひとりじめ?みんなには秘密のクリスマス♡ ✽センパイがチョコを受け取らない理由 ✽雨が少し好きに思えた、この日の放課後 ✽やっぱり、キミは甘くてずるい ✽私と先生だけのスイートホワイトデー ✽どうかこのまま夜を明けさせないで ✽ふたりのとっておきの甘い仲直りで ✽どうかこのまま夜を明けさせないで ✽甘ずっぱくて、キュンなふたりの両片想い 〖インスタ〗 ✽どうかこのまま夜を明けさせないで ✽先生がひとりじめ?みんなには秘密のクリスマス♡ ✽イジワルなキミの甘いなぐさめ方 ✽センパイがチョコを受け取らない理由 ✽だまって、俺のカイロになってて ✽やっぱり、キミは甘くてずるい ✽雨が少し好きに思えた、この日の放課後 ✽私と先生だけのスイートホワイトデー ✽甘ずっぱくて、キュンなふたりの両片想い ✽心臓にわるすぎる、キミの告白 とても素敵に仕上げて頂き、ありがとうございます!( ❁ᵕᴗᵕ )