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君の音色に一聴き惚れ

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元になったエピソード

これは私が中学生の時の話です。
少し長いですが最後まで呼んでくれたら嬉しいです!
合唱コンクールで私は飽きてしまい寝ようかと思っていました。その時とてもピアノが上手い男子がいて曲のイントロ聴いた時鳥肌がたちました。彼のピアノに一聴き惚れして名前を覚えました笑
クラス替えで仲のいい人はいないか名簿をみていたらなんと彼の名前があったのです!それだけでも嬉しかったのに隣の席という奇跡が重なりました。
チキンな私は声をかけることは出来ませんでした、、
自己紹介の紙に私は「ピアノは3年生から習っていてトランペットもやっていたので楽器は得意です!」と書いていたら彼が私の紙を覗いてきて「3年生からピアノやってたんだ!勝った~!笑」と話しかけてくれました。
「うん!何歳からやってたの?笑」と返すと「さんちゃい」とユーモアを入れて返してくれました笑笑

イベントで班が同じになったり、席が近いことから話す機会が多かったのですがそれ以上のことはありませんでした。
そうしているうちにまたクラス替えの時期がやって来ました。運悪く彼とは違うクラス。もう話すことは無いのだと寂しくなり、この時初めて彼のピアノだけでなく彼自身も好きだったと自覚しました。
夏休み前昼休みに音楽室を自由に使っていいことを知り、お弁当を食べた後私は音楽室に駆け込みました。
大好きなピアノを1人で弾いている空間が幸せでした。
1曲弾き終わって一休みしていると音楽室に彼が入ってきました。「そこ音違ってた」と間違いを指摘してくれて丁寧に教えてくれました。私はドキドキしすぎて彼の話は頭に入ってきませんでしたが笑笑
これをきっかけに毎日のように私と彼は昼休み音楽室で一緒にピアノを弾いて夢のような時間でした。
そして想いをつたえられないまま卒業式が来てしまいました。もしチャンスがあったら、、なんて奇跡を願って「ずっと好きでした。今までありがとう☻」と小さいメモ帳に書いてずっと手に握っていました。
帰り道お互い1人で周りに人がいないビッグチャンスがありましたが自分に自信が無い私は「振られるならこのまま友達の方がいいかな」と手紙を渡さず家に帰りました。
謝恩会には参加せずイツメンと出かけて話が長引いて帰宅が夜遅くになってしまいました。神様が私にラストチャンスをくれたのか帰り道に謝恩会帰りの彼が私の前にいました。
高校は違うし本当の本当に最後のチャンスだと勇気を振り絞って「○○君!この道暗くて怖いから途中まで一緒に帰ってもいいかな?」と声をかけて家と違う方向でしたが一緒に帰ることに成功しました。覚悟を決めた私は「じゃあ私こっちだから、元気でね」と手を出し彼と握手して彼の手に手紙を入れて走って逃げました。彼は足が早いのですぐ追いつかれたんですけどね笑笑
「待って、返事聞かないで逃げるはずるいよ。…俺も○○の事好き!好きだけどごめん。俺留学するんだ、、遠距離になるし○○を不安にさせちゃうから付き合うことは出来ない…。○○は俺の大切な友達で○○との思い出は絶対忘れないから!」
振られてしまい、今でも彼のことは忘れられませんがとてもいい私の青春エピソードです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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written by suis

マンガ作者

スイコ

女性 投稿マンガ数 11

絵を描くのが大好きです。 ゆっくりペースではありますが、大切に描かせていただきます。

エピソード投稿者

suis

秘密 投稿エピ 1