トラウマを乗り越え、愛情をたっぷり注いでみた

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元になったエピソード

旦那と付き合い当初、試されることが多かった。

急に浮気の疑いかけられたり、街で男と歩いていたよねとカマかけられたり、スマホを手渡されて女の人の連絡先全部消してと強要されたり、こんなにも信用されてないのかと悲しくなった。
否定してもしつこく責められたりするので、私はブチ切れの状態に。でも、私が怒ると安心したように機嫌がよくなった。

あまりにも異様なので、元カノにも同じことをしてたのか、元カノがそれを応じてたのか気になって聞いてみると、逆に元カノから同じことをさせられていた。彼からすると自分が寂しい思いをさせてしまったせいで元カノが浮気をして自分から離れてしまったと深く後悔していた。

彼の異様な愛情表現は元カノの影響だったのかと腑に落ちた。それを知ったとき、とても可哀想に思えた。もっと素敵な愛情表現はたくさんあるのに、それしか知らなかった。

それから私なりの愛情をたっぷり注いでみた。
会う度にどんなに好きか伝えたり、返信が不要なメールを頻繁に送ったり、プレゼントを送ってサプライズをしてみたりと、たくさん試した。

今では、私がやったこと以上のお返しをしてくれる。そして、元々人当たりがよく器用な性格だったため、私の感情を読み取るのが格段に上手くなった。一息ついて落ち着きたいときは珈琲を入れてくれたり、仕事で疲れて帰ってきて放っておいてほしいときは、そっと1人にしてくれる。愚痴が言いたいときは、吐き出させてくれるし、モチベーションが上がらないときは、コンビニまでわざわざデザート買いに行ってテンションを上げてくれる。

元カノには申し訳ないが、逃した魚はデカかったと思う。

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written by ハル

マンガ作者

咲紅

女性 投稿マンガ数 6

咲紅(さく)と申します! フリーランス漫画家兼イラストレーターで活動中です。 Twitter、インスタで創作作品投稿しています。 エッセイ漫画も連載中ですのでぜひご覧ください! 漫画イラストのお仕事依頼募集中です、 ご依頼はどのようなものでもお気軽にお問い合わせください♪

エピソード投稿者

ハル

女性 投稿エピ 21

基本愛情表現を表に出さない淡白な彼氏(旦那になりました)と付き合ってます。その反面、たまに見せる愛情表現のギャップが激しいので、主にそのやり取りをエピソード化してます。漫画にして頂ければ光栄です。宜しくお願いします。