バトンが繋いだ彼への想い

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元になったエピソード

これは私が中三の体育祭のこと。私は男女混合リレーの選手として選ばれた。「えーやだー(笑)」とふざけていたが、好きな人(以下 S )も同じくリレーに選抜されたと聞くと嬉しくなり、やる気が出た。リレーは女子→男子とリレーがつながり、男女それぞれ3人ずつ各クラスごとで選ばれる。
なんと、私が S にバトンをつなぐことになったのです!バトン私の練習を放課後ですることが多くなり、話す機会も増えた。時々、2人っきりになり、笑いながら話せれるようになった。いい感じの緊張感の中、体育祭当日を迎えた。
とうとう私の番がきた。バトンを無事もらって、私は走り出した。私は4位。3位に入らなければ決勝には行けない。S はアンカー。3位との差は開いていくばかり。後もう少しでバトン私のところで、 S が「頑張れー!任せろ!」と叫びながら必死に手を振ってくれた。最後の力を振り絞り、彼にバトンを渡した。今までで一番綺麗に渡せれた。
なんと、彼はあんなに開いていた三位との差を一気に縮めて追い抜いた。私たちは決勝に行けた。
終わって、みんなでハイタッチした。
その後、
私「S、すご!ごめんね、あんなに差をつくっちゃって」
S 「気にしるな(笑)それより、めっちゃ上手くバトンいったね!」
と言ってくれて、またハイタッチをしてくれた。両手で。私にだけ。
にこっ って笑って、彼は友達の方へと走っていった。
わたしの心臓はもうバックバクでした。
彼にまだ片思い中です…

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written by su-chan