夕方の教室に二人きりで…

ゆりな

青春漫画のような

ドキドキ 1 600

平日のある日。彼と一緒に帰る約束をしていました。暗くなってから一緒に帰るため、2人とも学校に残って勉強していました。(もちろん他に残っている同級生はいました。)彼は廊下で立って勉強して私は教室で友達と勉強していましたが、彼とは同じクラスということもあり、勉強しながら姿はよく見ることができていました。そして時間が経ってみんな帰り、自分たちもそろそろ帰るかという話になりました。そこで教室の窓が空いていないかどうか確認をしたり、教室の電気を消したりして帰る準備をしていました。そしてじゃあ帰るかとなった時に彼に｢ちょっと来て｣と手を引っ張られ、暗くなった教室に入りました。私はなんでだろうと思っていたのですが、その瞬間、彼にキスされました。しかもキスされた場所が廊下の明かりが届く教室の入り口だったため、反対側の校舎から見えないかどうかドキドキしながらのキスでした。彼いわく、｢誰もいなくなったからしたくなった｣だそうです?キスした時間こそ短いものの、学生しかできないような状況に胸を踊らせました。また、そんなロマンチックな経験をさせてくれた彼に感謝でした。そのあとは2人とも照れながら学校を出て、2時間くらい近くの川でお話をしたりしていました。こんな最高の平日は今までなかったです。本当に幸せな時間でした。

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written by ゆりな