私は高校の同じクラスに好きな人がいる。
優しくて、頭が良くて、背が高いイケメンのキミは、男女問わずクラスの人気者。
部活の後輩も、前の席の子も、今キミが笑顔で話しているその子も...
見ていれば分かる。みんなキミが好き。
でも私の方がもっと好き。もう6年もキミを見てきた。
中学時代、メガネをかけていて、私よりも小さくて、勉強が苦手で、人見知りで。
そんな頃からキミが好き。一目惚れだった。
女子と話すのが苦手だったキミの、1番の女友達は私だった。
でもキミは少しずつ努力をしてかっこよくなって。高校生になるとモテるようになり、だんだんキミが遠くなっていった。
キミのことを好きな人を見ると、「なんにも知らないのに」って思ってしまう。
苦手な勉強を頑張っていたのも、コンタクトに挑戦したのも、人見知りだけどがんばって話そうとしていた努力を。
「私の方が長くキミを見てきた」「私の方が好き」って思っているだけでは伝わらない。
もう、キミを好きになって6度目の夏。
変わっていったキミへの想いはずっと変わらないまま。
あなたが見せたあの頃と変わらない、一目惚れしたその笑顔を見て私は決意をした。
高校最後に6年分の思いを伝えなければ、、、。
その笑顔を私に向けてもらうために。
written by すー
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