普段はコンタクトの私。
その日は目の調子が悪くコンタクトをつけられなくて、部活も無かったから眼鏡をかけて学校に行った。
教室に入ると案の定、友達に驚かれ一日中いじられ続けた。
しかし、当時付き合っていた彼からはいっこうに今日私が眼鏡をかけていることに対して触れられなかった。
下校時間になって、帰ろうと自転車に荷物を括りつけていた時、部活に行く彼に丁度出くわした。
「今日部活無いんや、珍しい!」
「やろー!○○くんは頑張ってね」
なんて他愛もない会話をして
「じゃあ、また明日」
と私が言おうとした時、彼が私の近くに来て
「眼鏡似合うね」
と言って照れくさそうに笑った。
正直彼は眼鏡どう思ってるかなと少し気にしてたけど、このタイミングは想定外で、
彼が駐輪場から居なくなってから思いっきりにやけた。
written by 翔音
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