先生が私の居場所になってくれた

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元になったエピソード

____当時私はいじめられてました。いじめられた時に出来た顔の傷が嫌で絆創膏を貼っていました。

学校には自分の居場所なんてない、
そう思って学生生活を送って窓の外を眺めていたとき。

「てば、その傷どうした?」
と、理科の先生。

注目されることが苦手だし、
そもそもコイツと話したことない。
(コラ)

「別に…」(エリカ様かよ)。

そう、これが好きな人と交わした
最初の言葉。
その日から私は( なんなん、あの先生。腹立つなぁ。)と気になり始めました。

次の日、休み時間毎回廊下の窓から景色を見て黄昏ていた先生の所へ。

「…なんで」
「ん?」
「なんで傷のことみんなの前で
言ったの?触れてほしくなかった」
「心配だから。女の子の顔に傷
なんて今どき珍しいでしょ?
大丈夫なの?」

なんて言って顔を覗き込む。

「そうですか…で、なんで先生は
毎日休み時間ここにいるの?」

「…めんどくさいから。
疲れんだよ。おじさんには」

「それ先生失格じゃん」

「そうかもね( 笑 )まぁこれからてばが
毎回話しかけに来てくれるっぽいから楽しみだわ」

「…え?!でも、わたし…」

「教室の中。居たくねぇんだろ?
ここに来れば。」

____そう言われた日から、休み時間は毎回先生とお話してた。

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written by てば