2歳違いのすれ違い、私たちの6年間

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元になったエピソード

高校1年生の時、男子バレー部のマネージャーだった私は中学生の大会の見学に行きました。そこで、笑顔でチームを盛り上げ、一生懸命ボールを追いかける1人の男の子を見て、かわいいな〜頑張ってるな〜と思いました。
すると私が高校3年生の春、その子が私の高校に入学し、バレー部に入部してきました。彼は天然でよく怪我をする人で、「先輩、ココ痛いです〜」と言って、よく手当をしていました。すごく私を頼ってくれることも嬉しく、私は彼のことを気にかけ、目で追うようになり、いつの間にか好きになってしまいました。
しかし、6月には引退し、次の年の春には大学進学のために上京する予定だったので、彼のことは諦めようと思っていました。
その後時が経って私は卒業。そして大学にも合格し、上京しました。大学生になり、楽しい大学生活を送っていました。
そんな中でも私は彼と連絡をとり続けている事もあり、彼を忘れられずにいました。
あっという間に2年がすぎ、私が大学2年生の2月、彼から、「今、受験で東京に来てます。」と連絡があり、本当は会いに行きたい気持ちでいっぱいでしたが、「そうなんだ!頑張ってね!」と返信しました。しかし彼から「こんなに近くに来たら会いたかったです。」と連絡があり、驚きましたが「私も会いたい!」と返事をし、すぐに会いに行くことにしました。その日は偶然にもバレンタインでした。私はチョコを急いで買い、彼に会いに行きました。しかし彼はきっと私をただの先輩としか思っていないと思うと勇気が出ず、チョコを渡す時も「今日バレンタインだし、これあげるよ!」と部活のマネージャーがみんなに配る義理チョコのようにに渡してしまいました。そのことをすごく後悔し、春もし彼が大学に受かって上京してきたら、今度こそ告白する!ときめました。
そして私が大学3年生の春、彼は無事大学に合格し上京。彼の誕生日が4月だったため、前日から一緒にお祝いすることになりました。私は、日付が変わって誕生日を迎えたら告白することを決めていました。そして、あと少しで日付が変わろうとする時、「18歳、やり残したことはない?」と私が聞くと、彼が「うーん」と少し考えた後に、「じゃあ、俺と付き合ってください。」と告白してくれました。
嬉しすぎて泣いてしまいましたが、「うん」と返事をすると彼が笑顔で抱きしめてくれました。
長年の片想いが実った瞬間でした。そんな彼と今は、「バレンタインの時、チョコあんなふうに渡しちゃったけど実はすごいどきどきしたんだよ〜」「え!絶対俺の方がドキドキしてたよ!だって先輩からチョコ貰うんだよ!」など、高校生の時から付き合うまでのことをたまに振り返っています。中学生のかわいい男の子が大学生のかっこいい男性になり、今では頼り頼られながら幸せにお付き合いをしています。

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マンガ作者

にーや

女性 投稿マンガ数 6

むかしむかし商業誌でひっそり描いてました。 ただいま恋愛漫画リハビリ中。。。 YouTube動画なども制作してます。

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