華の大学時代、私の黒歴史

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元になったエピソード

私が大学2年生の秋、初めて年下の彼氏ができました。
共通の趣味で知り合って、仲良くなった彼は、高卒 社会人1年目。

デートといえば、私の学校終わり・彼の仕事終わりに駅で待ち合わせ。
それから、2人の思い出の公園まで歩き、公園のベンチでお話する。というのがお決まりでした。

初めはそれも新鮮だったのですが、私は、カフェに行ったり一緒にお店を見たりしたいな、とも思うようになりました。
でも、年下の彼がリードしようとしてくれているのも分かり、プライドを傷つけないようにと気を遣いすぎて、何も言えませんでした。
いつか、マンネリして違う場所に行くこともあるだろう、そろそろ寒くなってきたし…、と。

そんな私の期待とは裏腹に、お決まりのデートは、ずっと続いたのです。私が生理痛だと伝えても、寒い冬がやってきても。彼は「2人のお決まりっていいよね(^^)」と上機嫌。
青少年パトロールのおじさんたちにも「寒くないかー!?」「風邪引くから早く帰りなー!」と言われて恥ずかしかった…。

ある日、この寒さの中で過ごすのはイヤだと、やんわり伝えました。
すると、次のデートのとき。彼が「今日はイイモノがあるんだ♪」と。「イイモノって何だろう?この前のお詫びとか?」と思った私がバカでした。

寒い中、向かったのはいつもの公園。そこで「じゃーん!」と、彼が出したのは大判ストール。これを一緒に羽織っていれば寒さをしのげる、と。
彼がしていたマフラーを膝掛けにして、ストールを2人で羽織って……そこまでして公園にこだわるか!?!? 
寒さの厳しい2月も、こう過ごしていたのです。まるでホームレスのようで、人が通るたびに恥ずかしくてたまりませんでした。

せっかくの華の大学生時代、寒さと恥ずかしさと闘うのではなく、もっと普通のデートがしたかった!!!
彼とのデートは、黒歴史デートでしかありません。

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written by 恋エピ公式

マンガ作者

マスハタ

女性 投稿マンガ数 17

女の子をメインに色々と描いています。

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恋エピ公式

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