高校卒業の時期。まわりの友達は大学や就職といった進路がどんどん決まっていく中、私は大学受験に失敗し浪人をすることに。
1年後の華の大学生活を夢見て「今は恋愛なんかせずに勉強頑張るぞ!」という思いで、私の浪人生活はスタートしました。ですが、まさかその浪人生活で忘れられない出逢いをするとは。
その彼とは、予備校のある授業で席が隣同士になったのがきっかけで話すようになりました。
始めは、ただのたまに授業で話をする友達という感じだったと思います。その後、お互いに勉強を教え合ううちに次第に彼のことを意識をするようになりました。
ですが、最初に恋愛はしないと決めたし、お互い同じ環境なのは1年間だけで春には別々の道に進んでいくのはわかっていること。彼のことは気になりつつも、思いを伝えることもなく最後に会える日を迎えてしまいました。
「進路が決まったら報告し合おうね」とだけ約束しお別れ。
その後、しばらく経っても彼からの連絡はなく「どうせ忘れられちゃってるんだろうな~」と思い、私も春から通う大学のために地元を離れて一人暮らしの準備を進めていました。
そんな時、急に「報告遅くなってごめん!」と彼から連絡が!嬉しくてすぐに連絡を返すと、偶然にもお互い進学した大学が近く、一人暮らしの家もご近所であることが判明!
連絡が来た翌日に会ってお互いの合格祝いをし、彼もずっと私のことを気にかけてくれていたことを伝えてくれて付き合うことになりました。
その後、彼とはお別れをしてしまいましたが
浪人という辛い時期を乗り越えることができたのは彼のおかげだと今でも思っています。
桜の季節になると今でも思い出す、私の中の良い思い出です。
written by 恋エピ公式
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