僕は鈍感で天然な彼女に恋をしていた。
授業中ふと彼女へ視線を向けた。
窓側一番後ろの席の彼女は 陽に当たって眠そうだった。
次の瞬間彼女と目が合った気がして僕はとっさに目を逸らした。
いや、気のせいかな?と思い、恐る恐るもう一度彼女へ視線を向けた。
また目が合った。
ドキっとして目を逸らした。
バレバレな行動にさすがに恥ずかしくなった。
でも今度は彼女のほうから視線を感じる。
そっと視線を向けると僕をガン見してた。
え?… 僕は固まった。
キモいとか思われた?怒ってるのか??
すると彼女は何かに気づいたような顔をして、 僕に何度かうなづき(OK!OK!と言いたげな感じで)カーテンを閉めた。
?!?!…
僕がカーテンを閉めて欲しいのだと 勝手に解釈したらしい。
僕は吹き出しそうになって 教科書で顔を隠した。
そして心の中で「ちげーよ」と呟いた。
written by まろお
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