鉛筆の色は秘密の気持ち?

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元になったエピソード

私の初恋です。
小学校1年生のときに一目惚れした男の子がいました。
彼は人気もので男女問わずみんなから好かれていました。

彼はクラブチームでサッカーをしていて私の兄と同じチームだったこともあり親同士も仲良しでした。
そのこともあり学校も放課後も一緒にいる時間が多く、これからもずっと一緒に居られるんだと当時は思ってました。

親同士が仲良しだったことが良かったのか悪かったのか、彼が北海道に転校することを学校のみんなよりも早く知りました。
当時、私は小学3年生でした。
ショックで言葉が出なかったのを覚えています。

彼の転校知って告白しようかと思いましたが言えませんでした。
彼と同じクラスでいられる最後の日、彼は鉛筆とメッセージをクラスのみんなに1人ずつ渡してくれました。

最初に男の子全員に渡しました。
その後、女の子に渡すときに最初に名前を呼ばれました。
メッセージには「いつも優しくしてくれてありがとう」って書いてあって本当に泣きそうになったことを覚えてきます。
私の鉛筆はオレンジ色でした。

彼が転校してからクラスのみんなは彼からもらった鉛筆を使っていました。
鉛筆は消耗品だから使ってしまえばどんどん短くなってなくなるのが、彼との思い出がなくなるみたいで嫌で中々使えなかったのを覚えています。

でも使わないのもよくないなと思って使い始めて少し経った頃、友達に私の鉛筆と友達の鉛筆の色が違うって言われました。
クラスの女の子はみんな彼から黄色の鉛筆をもらっていました。
私だけがオレンジでした。
彼から私はオレンジのイメージって言われたことを思い出しました。

彼が私のことをどう思っていたかはわかりませんが、私は彼の中で他の女の子とは少し違う存在だと思ってくれたのかなと思っています。
今でも彼からもらった鉛筆は大切にしています。

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written by 恋エピ公式

マンガ作者

りつい

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エピソード投稿者

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