小学校の頃から走ることが得意だった私は中学生になって陸上部に入りました。1年に1度夏休みに他校との合同練習があり市内の学校3校が集まって1日練習をします。1年生のときに初めて参加して坂ダッシュでとても疲れ果てて足もパンパンでした。そのときは来年もまたあるの嫌だとしか思っていなくてあっとゆう間に1年が過ぎ2回目の合同練習が始まりました。やはり坂ダッシュはきつく辛い練習で倒れたり座り込んだりする人もいました。私もしんどくてジョグで下らないといけない坂を歩いて下っていると他校の男子が背中を押してくれて「しんどいのはみんないっしょや!最後まで頑張らな強くならんで!」と励ましてくれ最後までやりきることが出来ました。それから試合でも彼の存在を気にかけ会う度にどんどん惹かれていきました。けれど彼とは喋ったこともなく想いは一方通行でした…。3年生になり最後の市民大会が終わり家に帰ってスマホを見ると彼からInstagramで「200mでいっつも決勝残ってる子やんな?フォローよろ」って来て彼が私のことを知ってくれていることにとても驚き嬉しかったです。私には手の届かない存在だと思っていた彼と毎日のようにLINEなどで話し試合で会ったときも絶対話しかけてくれるようになりました。私が思うような結果が出なくて走り終わったあとに泣いていると「頑張っとったやんお疲れさん」って言ってスポーツドリンクをくれ励ましてくれました。そして会うのが最後になるであろう引退試合で彼が私の学校のテントまで来てくれて2人で少し離れたところに行きました。すると彼が「俺と出会ってくれて試合で会ったら仲良くしてくれてほんまありがとう。俺ら同じ市に住んでるけど中々遠くて会う機会なくなるな。俺寂しいわ。受験終わったら絶対会お!約束な!」って言って握手をしてくれました。まだまだ受験生は終わりませが彼のおかげで勉強も頑張ることができ合う日がすごく楽しみです!!
written by はる
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