もしかしたら、小学校時代のあの子が…

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元になったエピソード

私は小6の頃、ある男子にパシリにされたことがありました。

彼は面白くて盛り上げ屋だけど、女子に対しては硬派というかツッパリというか、ちょっと怖いなという印象を持ってました。
そんな彼がちょいちょい私に命令してくるのです。

だけど内容は些細なことやどうでもいいことばかりで。
私にはそれが本当に謎で、もしかして私に気でもあんのかなと思おうものなら
「ついてくんな」と突き離してくるし(帰り道が一緒なだけなんだけど)、
そうかと思えば卒業文集を書く時間に「作文の書き方教えろや!」と凄んでくるし。

私は
「なんでいつも私やねん!!他にも頭いい男子おるやろが!」
と思いながらも(私も口悪い)ひとつの机に頭寄せ合って作文を教えました。

そして中学にあがり、クラスが離れ、関わりもない間に彼は突然転校しました。



当時は他の人が好きでしたが、今振り返ってもパシリにしてくる彼のことの方がよく覚えています。
作文教えろや なんて乱暴だけどちょっとかわいいですし(笑)

教えてる最中もちょっとドキドキしたなーなんて

もしかしたら彼が本当の初恋の人だったのかもしれませんね。

おしまい。

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written by nico

マンガ作者

一軸

秘密 投稿マンガ数 15

炭水化物が大好物です。 フリーランスの漫画家兼イラストレーターとして活動中です。 女性向けテイストの絵柄を得意としています。

エピソード投稿者

nico

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