5歳年下の彼から猛プッシュされて付き合いだしたのですが可愛くて仕方ありません。
友人の勧めで参加した合コンで知り合ったのですが席に着くなり質問攻め。
終始彼の相手のみで合コンが終了し、他の人は名前すら覚えられないほどでした。
一応帰り際全員とメールアドレスを交換したものの一番最初にメールが着たのも彼。
今日はありがとう的な合コン後のお決まりメールでは無く、驚くほど長文で褒めごろしの文章にちょっとひいた位です。
しかし相手はまだ20歳、まだ大学生。
いい年した大人が本気で付き合うには無理があります。
それでも悪い気はしないのでついついにやにやとメールに返信しそのままメールでデートの誘いを受けました。
デート位行ってもいいかなーという気持ちと付き合うつもりも無いなら行くべきではないかとと悩むこと一日。
その間にも続々と来るメールに熱意に負けてデートに行きました。
多分その時からもうすっかり浮かれていて断ることなんて無かったのではないかと思いますが一応は悩んでいました。
昼間に見る彼は更に若く見えるような気がして何となく気が引ける私。
彼は終始とても楽しそうでこちらも楽しい気持ちになり映画を見終わる頃には引けももあまり感じなくなりました。
帰り際、しっかりと告白されて昨日まで悩んでいたのが嘘のように即OK。
彼といると幸せな気持ちなる。
5歳年の差も気にならないといったら嘘になるけど、ここまでまっすぐに好意を表されて断れるほど強い女ではなかったようです。
大学に行きながらアルバイトをしている彼は付き合った1ヶ月後には私の家に居つくようになり、2ヵ月後にはアパートを引き払い同棲。
ちょっとあまりの急展開に利用されてるんじゃないだろうかと不安になりながらも6ヶ月が過ぎた頃。
彼から父親に会ってもらえないかと言われました。
まだ学生である彼といきなり同棲している5歳も年上の社会人。
これはどう見ても親の心象が良くない。
「どうして会わないといけないの?」
「明日母親の命日だからお墓参りに行くつもりなんだ。だから一緒に来て父さんに会ってくれたらいいなと思って」
そんな事言われて断れる人がいたら見てみたい。
ド緊張で迎えた当日、墓地に行くと入り口に既にお父さんが立っていました。
「昨日伝えた今お付き合いしている人」
と紹介されて挨拶を済ますと彼のお母さんのお墓に3人で向かいました。
墓前に立ちお墓に手を合わせるとおもむろに彼が
「俺この人と結婚しようと思ってるんだ。真剣に付き合ってる」
胸がいっぱいになりました。
結局どこかで傷つかないように彼の行動を疑っていた自分が恥ずかしい。
彼は年齢とか関係なく一人の女として自分をしっかり見ていてくれたのに。
私も墓前に手を合わせ心の中で彼のお母さんに挨拶しました。
義理の娘としてこれからよろしくお願いしますと。
ちなみに彼の実家で見たお母様の写真が私に似ていました。
それで一目見たときから猛プッシュだったのかと理由が分かりました。
そんなところも可愛いと思える素敵な彼です。
written by 恋エピ公式
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