偽りを演じ続けた高校時代の恋

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元になったエピソード

舞台に興味があって、高校に入って演劇部を見学に行った。

先輩は4人しかおらず、いかにもオタクっぽい男の先輩と、もう1人の男の先輩がいて、ドーラン塗ってた事もあって、その綺麗な顔に一目ぼれして即入部。

でも数分後に部長と付き合ってる事まで紹介されて、部長もいい人だったし即失恋でした。
で、自分にも嘘ついて気持ちを封印してました。
部室で2人が抱き合ってる時に、知らずに入っちゃって、あれー?みんな遅いなー探しに行こ!とか言いながら、部室から離れたベランダで他の誰かが来るまで時間潰してたり。

劇中で先輩に抱きつかなくちゃいけない時、いつもはお笑いキャラなのに、緊張して体がどうしても近寄らずに部長(彼女)に「もっとくっつかないと!」って指摘されたり。

それから少しして廃部になりました。
先輩と会う機会もなくなって来た時、先輩が別れたと噂で聞きました。
用もないのに先輩のクラスの前の廊下を通りに行ったら、先輩は廊下に座ってて「先輩、元気なさそうですね」「〇〇ちゃん、俺どうしたらいいんだろ。」って。

その瞬間は時間が止まったみたいに長くて、私じゃダメですか?って言えそうで、でも言えなくて。

夏休みに入ってその間にバイト先のすごくまっすぐな男の子にデートに誘われて、揺れて揺れて、片思いを前進させる勇気がなくて、その私を想ってくれるまっすぐな男の子と付き合うことになりました。

そのまま先輩は卒業となり、一度も会わず。
私はその彼氏とずっとそのまま付き合って今は結婚して幸せです。
でもSNSで先輩の近況知ってしまったら、高校生の時の自分の気持ちを形にしてあげたくなり投稿しました。

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written by 恋エピ公式

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倖(ゆき)といいます。 よろしくお願いします☺

エピソード投稿者

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