席替えで運命が変わったお話

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元になったエピソード

中学2年になってクラス替えがありました。1年生のときはまったくぱっとしなかった私でしたが、2年生の頃には男の子を意識するようになっていました。

新学期の初めは50音順に席が決まります。ななめ前の席になった男の子は、いつもニコニコしているかっこいい子でした。
休み時間にだんだんと話すようになり、挙句の果てには授業中まで斜め後ろにいる私の方を向いているようになりました。

それだけでもうきうきする毎日だったのですが、さらにびっくりすることがありました。

「いっしょに帰ろうよ。」と私に言いました。何だか困ったけれどうれしくなって、「うん。」と言って一緒に帰りました。
教室とは別人のように無口です。2人とも緊張していたので、ずっと無言のままでした!

でもその後に、「なんか話すの苦手だから・・・。」と言って手紙をくれたんです。そこには“好きだよ”と書いてありました。真っ赤になりながら、「私も。」と答えるのが精一杯。

2人とも生まれて初めての恋愛だったので、今思うとすごく純粋だったな、とほのぼのとした気持ちになります。

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written by 恋エピ公式