高校時代に知り合った彼と高校卒業を機に遠距離恋愛になりました。
当時、私は夢だった保育士になりたくて地元の短大へ、彼は関東に就職をしました。
会えない日が続きましたが「おはよう」「お疲れ様」「おやすみ」の連絡は毎日の日課でした。
私が短大を卒業し、保育士として働きだした1年目、彼から「夏休みで人が多いけど大阪・京都に旅行に行こう」と誘われました。
とても嬉しくて直ぐに日にちを決めました。
だんだん旅行の日に近づくにつれて電話をする時間も長くなりました。
そんな時に彼が「運命の人と出会ったら電撃が走ったり、風が吹いて止まった感じがするって言ったりするけど、本当なのかな?」と聞いてきたので
「それって漫画やドラマだけじゃないの?」と私は言いました。
ついに旅行当日。
方向音痴の私は、駅の中で迷子に…。
電話で彼から「あ、見つけた!こっちから見える。そのまま信号渡って」と言われたので信号待ちをしているとき、ふと向こう側を見てみると、沢山いた信号待ちをしていた人たちが減り、彼の姿が見えました。
見えた瞬間、優しい風がふわっと吹いたのを今でも覚えています。
彼も「見つけた瞬間、時間が止まったみたいだった」と言っていました。
これって運命の人って思ってもいいのかな?ってその時思いました。
今でも仲良くお付き合いをしています。
written by スライム
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