これは私と私の好きな人とのお話です。
私の好きな人は幼稚園からの幼なじみ。
絶対好きにならないって思っていたのに好きになってしまいました。
そして、私と彼は同じ学校で電車通学です。
ある日、たまたま電車が一緒だったので一緒に帰ることになりました。
内心私はすごくドキドキしていました。
彼には悪い癖があります。
彼は人と話すとき、体を寄せてくるのです。
それがくすぐったくて、でも心地よくて、ずっと話していたいと思っていました。
しかし彼と私はいわゆる腐れ縁。
彼は私を女の子として今まで一度もみてくれたことはありませんでした。
ですが、その日は違いました。
私と彼の家は同じ方面。しかし、彼が車で迎えだったため二人きりで帰れる時間は約3分くらいしかありませんでした。
「今日寒いね」
その日は最低気温を出すくらい寒い日でした。
「ほんとだよね」
その日に限り、手袋を忘れてしまった私は、はぁーと手に息を吹きかけました。
「手袋は?」
彼が聞いてきました。
「忘れた」
と返す私。
するといきなり、手が繋がれたのです。
「…え?」
突然のことに私は驚きが隠せませんでした。
「え、て、手…」
彼と繋がれた手がとても熱く感じ、もっとドキドキしていました。
「寒いんでしょ?俺、暖かいよ」
暖かいより熱くなっている私の手。
これは思わせ振り…?私はそっといいました。
「そうゆうこと、好きな人にしかしちゃだめだよ」
「だからしてるんじゃん」
彼から帰ってきた言葉は予想を遥かに超えてました。
その日から私と彼は付き合っています。
そしてもうすぐで結婚式をあげる予定です!
この恋はずっと私の思い出です。
written by 戀
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