先輩への気持ちが隠し切れなくて…!?【前編】

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元になったエピソード

私が大学生1年生の時の話です。
友達に誘われてサークルの見学に行った時、話しかけにきてくれた先輩に一目惚れをしました。
私は結局そのサークルに入部して、
毎週のように先輩方と遊んで楽しい日々を過ごしていました。

そして一目惚れした先輩とも、遊んでるうちに仲良くなって、どんどん好きになっていきました。
ちょっと会えなくなっただけで、「先輩に会いたいよ~~」と友達に言ってるくらい(笑)
でもそんな私の元気の源は、先輩とのLINEでした。
入部した時からずっとLINEが続いてて、夜中までおしゃべりしたり、たまに「ご飯誘われたりしないかな~」って思ったりして...
お互いモーニングコールをするようにもなって、毎日キュンキュンしていました。

ある日、友達にこんなことを言われました。
友達「先輩に告白しないの?」
私「んー... どうせ振られるだろうしな...」
私は今まで彼氏がいたことがなく、告白もされたことがないので、自分に全く自信がありませんでした。
私「先輩も、私のこと『ただの後輩』としか思ってないだろうし...」
付き合いたいとかは思っていなくて、先輩が卒業する時に私の気持ちを伝えれたらいいかな、と思っていました。

すると、ある事件がおこりました。
恋のライバルが登場するのです。
それは、サークルの同期の女の子。
何度か2人で遊んでるみたいでした。
私「あー、もうだめだ...」
友達「2人が付き合ったらどうするの?」
私「どうするのって...」

そんな中迎えた大学の学園祭。
うちのサークルも模擬店をだしていました。
先輩とライバルが仲良さそうに話すところを見て、モヤモヤした私は1人で売り歩きに行ったり。
でも必ず先輩が後ろから追っかけてきてくれて、「一緒に行こ!」と言ってくれるのです。
あきらめようと思っていたのに、ますます先輩のことが好きになっていきました。

次の日、サークルのグループLINEには、昨日撮った写真がたくさん送られてきていました。
私「ああ、学園祭楽しかったなあ.......ん?」
私は先輩のピン写真を見つけました。
(やばい!めっちゃかっこいい!!)
その後先輩とのトークに、見つけた写真と、
『この先輩めっちゃかっこいいです!』というメッセージを送りました。
(なんか勢いで言っちゃったけど大丈夫かな?)
少し不安でしたが、なんとこれがきっかけで先輩との距離がグンと縮まりました!


ある日
バイト帰り、いつも通り先輩とLINEをしていて、
私「今日のバイト忙しかったです...
疲れたので癒してください~~」
先輩「またご飯?(笑)」
『癒してください』といったのはこれが2回目で、前は先輩が手料理をつくってくれたのです。
(前もご飯だったから... なんか他にないかなあ...)
そこでふと思いました。
(好きな人にハグとかされたら疲れなんか一瞬で吹き飛ぶよな...)
私「ぎゅーとかしてほしいな?(笑)」
冗談半分で送ってみたものの、返信が怖すぎて心臓がバクバクしていました。

しばらく経つと、予想外の返信が返ってきました。
先輩「今どこにいるでしょう?」
私「家ですか?」
先輩「誰の?」
私「先輩の」
先輩「ちがう」
まさかと思い、急いで家の外にでました。
するとそこには先輩の姿が。

先輩「おいで」
冗談で言ったつもりが、本当にハグされるなんて思わなくて、恥ずかしくて私が逃げていると、
先輩は私のことをつかまえて、抱きしめてくれました。
そして...
先輩「ねえ、俺のこと好き?」
好きなのがバレてしまったと思い、頭は真っ白。
どうしようと思いながらうなずくと...
先輩「付き合おっか」

憧れの先輩は、今では1番大切な人になりました。

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written by はるか