なんでもない日のケーキ

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元になったエピソード

私と歳上の彼は、社内恋愛で付き合って半年ほど。
ふたりとも社会人で、ふたりともひとり暮らしをしてます。

私は週2回くらい彼の家に泊まっており
そんなある日のできごとです。



仕事終わりに、彼と仲良しの先輩と3人でお酒を飲んだ後、いつもの如く彼の家に泊まりました。

翌日、彼は仕事で、私は休みだった為
彼を送り出してからしばらくグダグダ。

日頃から彼の部屋は、とても綺麗とは言いがたく
あれこれいじりたい場所がちらほら有り、
以前、いじる許可は得ていたことから
その日、実行することにしました。

勝手に洗濯して、勝手にお風呂掃除して
勝手に洗濯物畳んで、勝手に食器洗って…などなど
(ただし、見えるとこだけ!
見えないところは彼のプライバシーもあるのでいじりません!)

ちょっと引かれるかな〜とか思いながら
ご飯作って、ゲームをしていると

彼が帰宅。

2連泊するとは言ってないので
怒られるかな?と思っていたら
彼はスーツからTシャツ短パンに着替えて

「ちょっと言ってくるわ」

と外出。

(夜ご飯買いに行ったのかな?)
(一応、簡単に用意したけど…)

などと考えながらゲームを続行。


「ただいま」
「おかえり〜」
「はい、あげる」
「…??なんで??」
「ケーキ屋さん開いてたから」
「???」


突然、彼からケーキ屋さんの箱を渡されました。
中には3種類のケーキ。
好きなの食べていいよ、と彼。

きっと口下手な彼なりの想いの伝え方で
不覚にもキュンとしてしまいました。

私の作った夜ご飯も、美味しいといいながら食べてくれて
私のゲームにも付き合ってくれて
こんなに優しい彼氏で本当によかったと思う出来事でした。

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written by はるきゃん