小学生の頃私には仲のいい背の低い男の子がいました。
その子とはイタズラしあったり、冗談を言い合える仲でした。
中学に上がると思春期に入った事もあり男女には壁ができました。
私も少し男子が怖いと思うようになり、仲の良かった男の子にも名前呼びをやめて、お互い〇〇さん、△△君と苗字で呼び、話すことも無くなりました。
高校の進学先も別で卒業以降は会う事がありませんでした。
20歳になり、成人を迎えた1月13日。
成人式で小、中学一緒だった人を沢山見つけましたが、あの男の子は見つかりませんでした。
成人式終わりに開かれた同窓会へ向かうと、細身で背の高い素敵な男性がいました。
でも全く見覚えがない見た目でしたので、一緒にいた友達に、「あの人誰?」と聞きました。
「どーみたって△△でしょ笑」っと言われてやっと気づきました。
変わりすぎた彼の見た目にびっくりして声をかけました。
久しぶりに話したにも関わらず、同窓会中はずっと会話に花が咲き、同窓会の後もずっとLINEでやりとりをしていました。
16日の夜、男の子からのメッセージが届きました。
「小学生、中学生の頃からずっと好き。
高校生に上がっても忘れられなかった。
13日に見た時、大人になった君は昔と変わらずすごく綺麗で可愛いと思った。
久しぶりに会って間もないけど、もしよかったら付き合ってくれないかな。」
私は迷う事なく男の子と付き合う事を決めました。
こんなにも長く私を想ってくれている人がいた事への驚きと嬉しさは付き合ってる今もあります。
付き合って一年が経った今も彼と過ごす事がすごく幸せです。
written by あかね
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