2回目の告白は後悔が残らないように…

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元になったエピソード

私には大切な幼なじみがいます。
幼稚園で出会い、小学生の頃は毎日一緒に帰り、中学高校が別々になっても定期的に会う仲でした。
何でも話せて、一緒にいると楽しい幼なじみの事が好きなのだと気付いた日から、さらに充実し、楽しいものになりました。

何度も告白をしようと思ったのですが、私は先に社会人になり、彼は学生で大切な試験のために勉強をしていたため、試験が終わるまでは応援に徹しました。
そして無事に試験に受かり、彼が県外に行くことが決まったため、想いを手紙に綴りました。

それから何回か会うことはありましたが、私の告白に対しての返事もリアクションもないまま、1年半が過ぎました。
変わったことといえば、連絡が全く無くなり、距離ができたということです。
会うのも2人でではなく共通の友達を含めて数人で会いました。
私は地元を離れて仕事をすることが決まり、数日後に出発するというタイミングで彼が帰省すると聞き、会わないと後悔すると思い会うことにしました。
今日こそは今の想いを伝えようと心に決め、勇気を出して伝えました。

「今までずっと好きだった。でももう待つのはやめるね。たくさん困らせてごめんね。」

そこからお互いのこれまでの正直な気持ちを隠すことなく話し、聞くことができました。
彼は私の事を親友だと思ってくれていたこと、彼には他に長い間気になっている人がいたということ、だから私を避けていた時期があること、私が書いた手紙を大事に持っていてくれたこと…。
私が彼を好きになったきっかけも、辛かったことも、気になる人がいるのなら相談してほしかったとか…全部話したら涙が止まりませんでした。
最後に私は
「今全部話して本当にすっきりした。もう前に進める。あなたもちゃんと伝えないと後悔するからね!
私じゃなくて本当にいいのね?(笑)」

お互い笑いあって、全て言い切ったところで握手をし、ハグをしました。
彼の前ですべてを吐き出して、泣いたら本当にすっきりし、次の日からは笑顔でいられることができました。

今はたくさん話を聞いてくれた友人たちに感謝しています。
告白はこわいものだけど、半端では何も伝わらない。
1番良かったことは、本人の目を見てずっと好きだったと言えたこと。
長かった、実らなかった片思いに私は一切後悔はありません。
大切な幼なじみとこれからも親友でいられることが何よりも嬉しいことです。
しっかりとこれから前を向ける失恋ができてよかったです。

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written by リエ

マンガ作者

パウロタスク

男性 投稿マンガ数 29

岩手在住の男性漫画家です。 幻冬舎Plusにて「農家メシ!」というエッセイ漫画を連載しています。 男ですが、みなさんにとって大切で、素敵なエピソードを一生懸命漫画にします!よろしくお願いします。

エピソード投稿者

リエ

秘密 投稿エピ 3