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そんなのずるい!職場の先輩が私だけに見せる不敵な笑み

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元になったエピソード

今日は初めての社員飲み会
時期によりテラスで、密にならず気をつけながら
社員一同交流を深めようとのことで始まった
私は1年目の新人
大学時代部活に入ってたこともあり
先輩への飲み物勧めたり、グラスまとめたりとやたら動いていた。
その方が酔いが回らず冷静に物事考えられたから‥実はお酒好きだが強くはない私笑
それを知ってて仕事でも何かしらいじってくる□□先輩が近寄ってきて
「そんな色々気を使うよりいろんな人と話した方がいいぞ。てか‥お前顔真っ赤だけど大丈夫か?笑」笑いを堪えながら言ってきた。
「大丈夫です!顔はすぐ赤くなるので!動いてた方が酔わないですし。〇〇先輩に声かけられてるので行ってきます」
「あーあいつ飲ませたがりだから気を付けろよ」
「大学よりマシですよー」と、軽く流して向かった私
数分後「会社の飲み会ってこんなハードだっけ‥」久々の飲み会ということでハメを外しすぎてしまい、案の定飲み過ぎてました。
しかし、冷静を保つフリだけはできており、バレたこともほとんどありません。
『よし、このまま家帰って寝ればいいや』と思いながら、先輩方が乗ったタクシーを見送り自分も帰ろうとした時、「たく、お前歩くのがやっとだろ」□□先輩がお茶を持ってきてくれました。
「優しいところもあるんですねー。珍しい」
「生意気な後輩ほど可愛いってな」と、頭をポンポン。
びっくりして見上げると、「他の先輩たちもお前のこと褒めてたから、これからも気合い入れて頑張れよ。」不覚にも、むかつく先輩の笑顔にときめいてしまった私がいました。
「わ、わかってますよ!□□先輩よりもっともっと頑張ってやります!」と、酔ってなのか動機が倍増、「あれ、さっきより顔赤いぞ?」と覗き込まれ、「大丈夫です!帰ります!!」とそっぽ向き□□先輩は笑いながら「そっかそっか」
私は酔っていた上、仕事の話などしていて気づかず、いつのまにか自分の家の前、「ごめんなさい!送ってもらって!話に夢中で、、先輩の家反対なのに」「いいよ。お前の仕事への打ち込みはわかったし。こうゆう時しかよく話せないからな。まぁ1番はお前の酔ったのが見たかったからだけどな笑 いつも強がるお前が心配なだけ」
「普段きついのに急に優しいのはずるいです」
と私がふてくされると、また頭ポンポンと、
「何がずるいのかな?」ニヤっとした不敵な笑みに私は何度ドキドキしなきゃいけないのでしょうか。

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written by オカ