叶わなくても、せめて笑顔で…

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元になったエピソード

私の初恋は中学2年生、彼とはクラスは別でしたが、私と同じ陸上部で、たまに喋るくらいの仲でした。彼は、ムードメーカータイプの明るくおもしろい人で、クラスでも部活でも中心となるような有名な人でした。

中学3年生の5月、修学旅行の時に私は彼に告白しようと思っていました。
私の中学の修学旅行では、最終日の夜にキャンプファイヤーがあり、花火が上がります。その時に告白すると末長く結ばれるというジンクスがありました。
私もその時に告白しようと思っていたのですが、修学旅行の最中に彼には他に好きな子がいるという噂を聞いて、振られるのが怖くなり告白もやめ、ショックで好きでいるのもやめようと思いました。
それでも好きな気持ちはいつまでも消えず、せめて彼の1番仲良い女友達になろうと頑張りました。
その結果、1番仲良くなる事ができ、叩き合いや肩を組んでくるなどのスキンシップも平気でできるくらい仲良くなれました。
その間もできれば好きになってほしい、かわいいと思われたいという思いが少しあり、いつも笑顔でいる事など心がけて彼と接していました。

そのまま10月、秋の引退のシーズンになり
私と彼は違うクラスだったので、引退すると接点がなくなってしまうと思い、告白を決意。
勇気を振り絞り引退試合の帰り道に告白しました。
私が「好きです」と言うと、彼は「ほんまに…!先越された、俺も今日言おうと思ってたのに、俺も好きです」
「これだけは先に言わせて、俺と付き合ってください!」
と言われまさかの両思い!
なんと彼もずっと好きだったらしく、付き合うことになりました。
彼曰く、修学旅行の時は他の人が好きだったけど、私と仲良くなって、いつも笑顔な所がいいなと思ってどんどん気になりいつの間にか好きになってた
と言ってくれました。

諦めずに頑張り続けて本当によかったと思いました。

今はもう別れてしまいましたが、初恋の思い出は?と聞かれるとほろ苦くも甘酸っぱい思い出が蘇ります。

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written by うさぎ

マンガ作者

小山るんち

女性 投稿マンガ数 4

胸キュンなエピソードを読むのも描くのも好きです。 恋している女性を応援したいです!

エピソード投稿者

うさぎ

投稿エピ 2