大学4年生の秋、もう夏も終わった頃、
大学の授業で仲良くなった1つ年下のイケメンくん(外見は片耳に黒いピアスをつけていてマッシュなのでチャラく見られますが、そんな事はない優しい人です)と仲良くなりました。私がいつも一緒に受けている友達がその日寝坊して、教室でお昼ご飯をひとりで食べていたら、「今日ひとりなんですか?一緒に食べよう」と言ってきてくれたのがきっかけとなって、(元々一度何人かで遊んだことはありましたが)距離が縮まりました。それから音楽の話で盛り上がり、一緒にカラオケに行くことに。
約束の日の前日、どうせならご飯も一緒にたべようと誘ってくれて、少しドキドキしてきた私でした。
当日、夕方過ぎに駅の改札前で待ち合わせる予定でしたが、男の子とふたりで遊ぶのはとても久しぶりな事もあり緊張していました。
緊張を隠しながらもじゃあ行こっかと歩き出した時、空からヒューー、と音が。
2人で横を見ると、そこには大きな花火があがっていました。「花火?!こんな時期に?!」
全く知らなかったのですが、季節外れの花火大会がちょうどその時間にその場所でやっていたみたいでした。
すごいね、綺麗だね、とふたりで花火にみとれているうちに、緊張も忘れて打ち解けていました。
その年のクリスマス、わたしは彼の彼女として、隣でまたみなとみらいに打ち上がる花火を目の前で見ていました。「花火だ!まさかクリスマスに花火があがるなんてね!そういえば初めてふたりで遊んだ時もそんな事があったよね。すごい偶然が、2回も。」と笑いあっていました。
二度もふたりでサプライズ花火を味わい、素敵な思い出です。
written by 恋エピ公式
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