私は中学2年生の時、体育の先生が好きでした。
先生は1つ下の学年の先生で、私たちの学年は体育の授業だけ受け持っていましたが、爽やかでサッカーがとても上手で、いつも冗談ばかり言っている先生を私はいつからか好きになっていました。
中2の冬からソフトボール部のキャプテンになり、悩むことが多く元気がない日々が続きました。その時先生は「何かあった?俺でよければ聞くけど」といつも気さくに声をかけてくれたんです。
けれど、担任でも顧問でもなく体育の授業をみてもらってるだけの先生に話すのは抵抗があったので、ずっと「大丈夫。」とだけ答えていました。
しかしそれでも悩み続ける私の様子を見かねた先生は、授業が半日で終わり部活もない日の放課後、教室で話をする時間を作ってくれました。2人だけの教室。生徒が帰った校舎。先生と2人で話をしました。
生徒の悩みを聞くというのは先生として当たり前のことかもしれませんが、私のために先生が時間を作って話を聞いてくれたという特別な時間を忘れることはできません。
written by 恋エピ公式
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