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諦めていた恋はいつしか花咲き誇っていました

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元になったエピソード

高校入学後、先輩方にに誘われて友達(佳好)と2人でバレー部のマネージャーになりました。
バレー部は強化クラブだったこともあり毎日のように練習がありました。とても大変だったのですが、私の『推し』だったひとつ年上の2年生の選手の先輩に春馬先輩のおかげで毎日の忙しい部活中も頑張れました。ルックスもとてもよくて身長182cmという長身でとてもスタイルがよくかと言ってスカしてる感じでもなく女子とはあまり話したりしていないようで、マネージャーに入部後も1度も話したり名前を呼んでもらうことさえありませんでした。いつも選手と笑いあっている姿を見て密かに思いを寄せていました。しかしバレー部は部内恋愛禁止で、好きと言えるはずもなかったのです。
私はある理由でマネージャーを辞めなければならなくなり、夏休み前に辞めました。
結局話したのは廊下で会った時私が思い切って挨拶をした数回だけ。ボール拾いの時先輩の近くになるべく居るようにしたり、ボールを私に回してもらえた時はもう部活後友達に報告するというくらいでした。
8月下旬、文化祭前。
マネージャーに一緒に入った友達、佳好が『春馬先輩かっこいい、うちの推しやわ、今まで気づかんかったけど笑』と言ってきたのです。
私はマネージャーを辞めたので私の方が先にはるま先輩のこと好きやったしと思っていましたがなにも言えず、そこから佳好は部活中春馬先輩に話しかけたりした話を私にしてくるようになりました。悔しかったですが、辞めた私がなにも言う権利はない。と黙っているしかありませんでした。
文化祭当日、たまたま行った『お化け屋敷』をしていたクラスははるま先輩のクラスでした。
友達ははるま先輩と写真撮って貰いたいと言っており私も推しだったのは知っていたのでついでに撮ってもらいと言われていました。
お化け屋敷が終わり、出てきた時はるま先輩が中でおどかしていたのが見えました。
『やっぱり悠良(私)が声掛けてよ、部活辞めたんやしどうせもう会わへんし声掛けても気まずならへんやろ』と言われました。丁度教室から春馬先輩が出てきました。今しかない、そう思い『春馬先輩、後で写真撮ってくれませんか!』と言いました。写真を撮り文化祭での1番の思い出になりました。その日の夜、先輩のLINEをもらい、送りそこから話を続けてくださり3日後、夜に長電話して告白されました。『ずっと悠良ちゃんのこと気になってた。でも部内恋愛禁止やし、他の選手も結構悠良ちゃんのこと狙ってたし中々緊張して声掛けれへんかった』と言われました。お互いの一目惚れから始まり、約半年両片想いしてきました。
私はほんとに奇跡ってあるんだなと思いました。文化祭の日、勇気をだして声をかけてよかったです。
今では私は春馬くんの初カノです。毎日幸せです。

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written by さく