淡い恋心と聞けなかった返事

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元になったエピソード

私が高校1年生のときに2週間教育実習の先生がやってきました。その時はなにも思わなかったのですが、優しく生徒みんなから人気者の先生がいました。
そして私が高校3年生になった始業式の日。あの教育実習のときにいた先生が常勤講師としてうちの学校にやってきました。私はあの時の先生だとすぐ気づきました。その日から先生を目で追うようになっており、好きになってしまっていました。わからないことがあれば積極的に先生に聞きに行くようにしました。バレンタインは今まで作ったこともなかったクッキーを頑張って作り渡しました。その時に勇気を出してメアドを聞き、
「特別だから」と小さい声で教えてくれました。その後友達の協力のもと先生と何人かの生徒で食事にも行くことができました。高校生最後の日の夜告白をしようと先生に電話をしました。勇気を振り絞り「好きです」と伝えましたが、返事を聞くのが恥ずかしくて、「返事はいらないです」と言ってしまいました。結局返事は今でもわからずじまいですが、甘酸っぱい初恋でした。

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written by ゆき