心の片隅の、淡い思い出

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元になったエピソード

私が保育園に通っていた頃からずっと片想いをしていた人がいました。
その人とはよく二人で帰ったりすることが多かったです。
告白したこともあったけどいつも曖昧な返事ばかり。
中学生の頃、彼は不登校になり会えない日々が続きました。
そんな中3の春。部活が終わって1人帰っていると数メートル先に立ち止まってこっちを見ている人が。近づいてみると彼でした。
「誰か待ってるの?」そう聞くと「うん。待ってる」きっと友達でも待ってるんだろうなと思いバイバイをして家へと歩き出すと彼はついてきていつの間にか2人で帰っていました。
そんな毎日がいつしか定番となり小学校の時みたいに2人で帰ることが多くなりました。
卒業式の日。その日は親と帰ったため彼とは帰れませんでした。
今思うと一緒に帰ればよかったな、と。
高校は離れたけど最初のうちは連絡を取り合っていました。でもいつしかその連絡は途切れて。
後で知ったことだけど彼は私のことがずっと好きだった、両思いだったと。
結婚して子供もいる今、もう連絡はとったりしてないけど連絡先には彼の名前がいつまでも残っています。大切な思い出の日々。
今でもふとした時にその人のことを思い出し、懐かしいなって思います。
今君は何をしてるのかな?どんな人生を歩んでるのかな?
いつかまた出会えたら昔話でもしたいです。
「どんな時でもそばにいてくれて楽しい思い出を沢山作ってくれてありがとう。あなたのことがずっと大好きでした。」

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written by カスタード

マンガ作者

ふくみみ

女性 投稿マンガ数 21

ご覧いただきありがとうございます。 関西在住のフリーのイラストレーター。 ウェブ漫画の着彩や企業様の広告漫画を描いています。 文章を書くことも好きで、ラジオで朗読紹介していただいた経験もあります。 投稿サイト内では、ラジオドラマ化もしていただきました。 Instagramでは育児漫画を載せています。

エピソード投稿者

カスタード

女性 投稿エピ 1