中学生の頃から付き合ってた彼氏の話です。
幼馴染だった彼は私とは真逆の性格を持っていました。とても真剣で礼儀正しい子、、声を荒げたりしたこともなかったし、どんな事があっても文句を言う事がありませんでした。
彼とケンカすると、どちらのせいでもいつも「ごめん、俺が悪かった」と言っていました。はやく仲直りする為でもなくて、本当に自分が悪いと思って謝るのでした。
しかしこの優しさが逆に、私に罪悪感を抱かせました。そのうち、自分の悪い所が出てきちゃいました:
「ワザとああしてるんじゃないかな?」
「今回は大丈夫だったけど、次は絶対嫌われちゃう。。」
「謝られても全然嬉しくない。」
など、不満いっぱい。
こうやって9年間続き。。何をしても、彼は聖人のような存在で、私にとって負担になっちゃいました。
「彼と一緒にいると辛い」と思いました。
ある日もう耐えられなくて、彼に「別れよう」と言いました。
彼は理由も聞かずに「わかった。」
「、、わかったって、○君も別れたいと思ったんだ。。」
「いや、今までそんな事1度も思った事ないよ。でも彼女がもうヤダって言ったらしょうがないじゃん。○○が幸せじゃないと俺も嫌だ。だから大丈夫。俺なんかより○○の方が大切だから。」
こう言われた私は、「最後までこういう人なんだね。。」と思いながら、お別れしたのでした。
色々あった9年間、そして別れ、、今考えるととても甘酸っぱい思い出です。本当に最後まで優しい人でした。
written by tkflglshxhfl
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