不器用でも愛情表現してくれるカレ

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元になったエピソード

これは私が中学3年生の時です。当時私には同い年で同じ卓球部の背の低い眼鏡の彼氏がいました。

私と彼は 凄い恥ずかしがり屋で 手を繋ぐことも 部活帰り一緒に帰るのも なかなか出来ませんでした。

そんなある日 部活の大会で 自分の試合が終わった後 お昼を食べに移動しようと 歩いていたら彼氏が走ってきて 、この後俺の試合だから 応援して!っと真っ赤な顔で言ってきたのです。

それを言うために走ってきてくれたのかと思うと可愛いなあと心の底から思いました。そして 全力で応援して、 見事彼氏が勝つことが出来て凄く嬉しかったです。

私に向かって 嬉しそうにはにかむ彼氏に、おつかれ!凄くかっこよかった!と内心照れながら言ったら、 急に (お前のお陰で勝てた!)と笑顔で抱きしめてきました。普段照れ屋だから凄くびっくりしたけど 同時に忘れられないいい思い出になりました。今は別れて、お互い高校生になりましたが 私にとってはあの時が1番 幸せな瞬間だったと思います。

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written by こわこわ