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カカオよりも苦い結末で終わったバレンタイン

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元になったエピソード

中学2年生のとき、同じクラスに1年の頃からずっと片想いの人がいました。
憧れから好きという気持ちになり、毎回の席替えでも近くになることが多かったです。
ちょっと喋ればその日1日「幸せ~」ってなったり、もっと長く話せたときは「1ヵ月分喋れた~幸せ~」と思えていました。

部活が一緒で彼氏持ちの親友に、その日その日のことを話していました。
お互いに好きな人のことをずっと語れる存在なので、悩みごとも根掘り葉掘り喋ってました。
バレンタインチョコを渡す!と親友に言い、頑張れ!とエールをもらいました。

バレンタイン当日は放課後誰もいない廊下で渡しました。
本当にドキドキが止まらず心臓が口から出てくるんじゃないかと思うくらい緊張しました。
「義理チョコやし」とか言いながらも、実際は本命チョコ。
ありがとうと言ってくれて本当に嬉しかったです。

お返しは彼はサッカーをしていてその用事で春休みにブラジルに行くということで、そのお土産でいいかと言ってくれました。
お返しをもらえるだけでもう嬉しかったので、是非是非!と言いました。

新学期、彼とはクラスが離れてしまいましたが、ホワイトデーのお返しがあるからきっと喋れると思っていました。
しかし、なんと事件が!
彼が私の親友にチョコを渡しているところを見てしまったのです。

なんで?とショックでしたが見てみぬフリをして、放課後親友に聞きました。
実は、親友は「チョコ余ったし義理やで」と言って彼に渡したそうなんです。
チョコを渡した当時も今も、親友にはちゃんとした彼氏がいました。

モヤモヤしつつ待ちましたが、私の方には1週間待ってもお返しは来ませんでした。
あまり問い詰めると嫌われると思ったので、その後チョコについては一切ふれず、そのまま彼とは疎遠になってしまいました。

いまだに心にモヤモヤが残る、苦い思い出です。

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written by 恋エピ公式

マンガ作者

るう

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