彼からのプレゼント、一つだけではなかったんです

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元になったエピソード

大学生の頃から付き合っていた彼が私より一足先に社会人になり、
購入した車で初めてのドライブデートに誘ってくれました。
これまでのデートは電車ですぐ行ける大学周辺のちょっとした街の散策ばかりでしたが、
今回は高速に乗って1時間半程かけて、水族館や灯台に連れて行ってくれました。

しかも少し前に誕生日を迎えていた私にプレゼントを用意してくれていたのです。

灯台を出て帰ろうと車に乗り込もうとした際に呼び止められ、繊細な淡水パールのピアスを貰いました。
そんなに高価なものではありませんでしたが、素敵なデザインに加え
普段そういった物は恥ずかしがって手を出せない彼のことを思うととても嬉しくなりました。

ありがとう、心からのお礼を言って助手席に座った瞬間、彼が変な顔をしました。

どうしたの?と聞くと、プレゼントはまだあると言います。
しかも私のお尻を指指しています。
慌てて立ち上がるとぺしゃんこになった花束がありました。

何で気づかないのと言われましたが、
そんなとこに置かずに手渡ししてくれればよかったのにと言い返すと、恥ずかしかったという彼。

潰れた花束を抱えて二人で笑ってしまいました。

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written by 恋エピ公式

マンガ作者

川上奈々

女性 投稿マンガ数 10

兵庫県神戸市のイラストレーター 明石市で似顔絵屋さんをしております

エピソード投稿者

恋エピ公式

秘密 投稿エピ 736

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