あの子と1年間の両片想い

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元になったエピソード

私は、小学4年生の時に好きな男の子がいました。その子はとっても優しくて、剣道もしていて、かっこいい、そんな人でした。
私が好きになったのは、席替えをして、その子と隣になったときです。毎日会うのを楽しみに学校に通っていました。
でも、次の席替えでだいぶ離れてしまい、とても落ち込みました。なるべく、彼に話しに行き、「おはよう」も毎日言っていました。
でも、目が合った時彼はなんとも言えない、困ったような、気まずそうな顔をするのです。私は、完全に片思いだと思いながらも、頑張って話しに行きつづけました。
そんな毎日をすごして、5年生になりました。
クラスは、彼が1組で私が2組となって、離れてしまいました。
「クラス離れちゃったね」と私
「うん」と彼
その数日後、友達が「〇〇の好きな人知りたい?」と聞いてきました。大好きな彼の好きな人を友達から聞くのは、酷い感じがしました。なので、断りました。
次の日、別の友達が同じことを聞いてきました。が、
その子はすぐ言ってしまったのです。しかも、彼の好きな人は私でした!びっくりし過ぎて、信じられなかったです。
そして数日後、彼に直接聞いて見ることにしました。
すると、彼は恥ずかしそうに、不安そうに、私を指さしたのです。
私は、嬉しくて嬉しくて、とっても幸せでした。
私は、「一緒だね。私も〇〇くんが好きだよ」と言いました。

今もその彼と付き合っています。
ずっと気になっていたので、「いつから好きだったの?」と聞いてみました。
すると、「席が隣の時」と言ったのです。私は、その時初めて1年間両片思いだったことを知りました。
嬉しいような、もったいないなーという思いなど思うことは沢山ありましたが、とっても幸せです!

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written by もち